ひで屋、5年10ヶ月後の平成27年8月末 閉店致しました、皆様 お世話に成りました。こちらのブログは暫く残しておきますので、御自分が写っている写真を取り込む等使ってくださればと思います
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吹く風を なこその関と おもえども みちもせにちる 山桜かな ( 源義家 )
前九年の役、奥州衣川の戦いにおいて
源義家(みなもとのよしいえ)の兵に破られた 安倍貞任(さだとう)が
命からがら 逃げのびようとした時、義家
「 きたなくも 敵に後ろを みするものかな、しばし返せや 」 とよびとめ
貞任、馬を止めると、義家
「 衣のたては ほころびにけり 」 と呼びかければ
その言葉の まだ終わるか 終わらぬうちに貞任 振り返りざまに
「 年を経し 糸の乱れの 苦しさに 」 と、上句を詠んだ
これを聞いた義家は、引き絞った弓の弦をゆるめ 逃がしてやったとは
戦場の美談として 言い伝えられている
いさぎよさ、正々堂々、風流までもが 武士の面目であったのだろう
激しく追われながらも 心の平静を失わぬ、かような天晴な勇士を
ここで殺すには 忍びなかったに違いない
生死を争う戦場でさえ、敵に対する同情の念を失わぬ
悠々せまらぬ襟度が
我が国の古来から敬慕しておる 大和魂であろうか
と、
尊敬する 佐藤忠三先生も その著「 剣道と人生 」 に
書いておられる
京都 武専教授から
東北管区警察学校の剣道師範として
多賀城に赴任された 忠三先生も 当時
勿来関は いわき市ではなく ここ利府の地をとって
かの歌を紹介されておられるので
当時、こちらを 訪れられたのではないか などと想像し
また胸踊るわけで ありますが
先日の 建国記念の日は 店を休んだので
昼間、日帰り温泉にでも入り
ゆっくり睡眠をとって 身体を休めようと思っていたところ
枕元で 武者話の本を開いたのが 大間違い
興奮のまま 朝日が昇るまで読み続け
休日の夜が 徹夜と成ってしまった
このまま 中途半端に数時間の昼寝をしてもと
近場で気合を入れる 積極攻撃に転じ
陸奥守 八幡太郎 源義家の歌に出ている
多賀城政庁府跡から 北へ4kmの場所にある
利府町、勿来(なこそ)神社跡を 訪れた
吹く風を なこその関と おもえども みちもせにちる 山桜かな ( 源義家 )
勅撰和歌集の一つである『千載和歌集』に収録されており、
詞書に「陸奥国にまかりける時、勿来の関にて花の散りければよめる」とある
なこそ関は、福島県いわき市において観光地化されてきた歴史がありますが
上記、源義家の歌をはじめ、西行法師等
平安時代から 125首の和歌に詠みこまれてきた
奥州古三関の1つ、「 なこそ関 」 は
砂押川水系 名古曽川、
現在 惣ノ関ダムのある辺りが その地とされており
案内板と石碑があるのみの こじんまりとした場所でありますが
ところどころ 氷の張った水面を見下ろしつつ
多賀城、奥州合戦 後三年の役
東北で 冬の戦は 厳しかったであろうと
気合満腹にして
仕事へ向かったのであります
惣ノ関ダム
なこそ川 ( 旧 名古曽川 )
水神
一昨年10月 西国道中に訪問
一昨年10月 西国道中に訪問
源 義家(みなもと の よしいえ)は、平安時代後期の武将。
伊予守源頼義の長男。八幡太郎(はちまんたろう)の通称でも知られる。
後に武家政権鎌倉幕府を開いた源頼朝、室町幕府の足利尊氏などの祖先に当たること等から
後世に英雄視され、様々な逸話が生み出される。
比叡山等の強訴の頻発に際し、その鎮圧や白河天皇の行幸の護衛に活躍するが、
陸奥国守となった時、清原氏の内紛に介入して後三年の役を起こし、
朝廷に事後承認を求める。その後約10年間は閉塞状態であったが、
白河法皇の意向で院昇殿を許された。
その活動時期は摂関時代から院政時代に移り変わる頃であり、
政治経済はもとより社会秩序においても大きな転換の時代にあたる。
このため歴史学者からは、義家は新興武士勢力の象徴ともみなされ、
後三年の役の朝廷の扱いも「白河院の陰謀」「摂関家の陰謀」など様々な憶測がされてきた。
生前の極位は正四位下。
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渡邊秀樹
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ひで屋 5年10ヶ月お世話になりました、2015年8月一杯を以って閉店いたしました。
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